京都生まれ、京都在住。
古典京雛の名匠、初代大橋弌峰を父にもつ。京都鱗形屋九代目中村太兵衛氏に師事した初代大橋弌峰は、六十余年にわたって京人形、雛人形にこだわり続け磨き抜かれた技を二代目大橋弌峰へと伝授しました。父子相伝の技は京雛の伝統をみごとに継承。
その繊細かつ大胆な表現、そして気品の中から醸し出される華やかさは、見つめるほどに心を曳きつける深い魅力があります。
また、古典雛人形の復元のみならず、巧みな技を新しい分野に生かした積極的な作品づくりで平成十二年に、京都上賀茂”愛染倉”での個展を行い高い評価を受けています。
第十二回京都府工芸産業技術コンクールに初出展し、初入賞して以来受賞七回。
平成元年、日本伝統工芸通産大臣認定工芸士、同二年には節句人形工芸士にも認定され、同十三年には節句人形工芸士会最優秀賞受賞、名実ともに京人形界の代表的な人物です。