小出松寿


受け継がれる伝統技術と

女流作家の「優美」で洗練された人形を探究する

1969年、初代小出愛(こいでめぐみ)の孫。

初代小出松寿の長女として大阪府東大阪市に生まれる。

幼少期より父「小出松寿」の傍らで作風・感性に触れ「松寿の人形」らしさを体得しつつ、学生時代は史学研究の道に進み歴史への造詣を深める。卒業後はファッション業界を経て、色彩や美への感性を磨く。

2004年「小出愛」を継ぐべく工房に入社。市松人形と雛人形の基本製作技術を学び、「二代目小出愛」を襲名。

2021年、父「小出松寿」の急逝により「2代目小出松寿」を襲名。亡き父からの教えである伝統の技術「松寿の人形」らしさと彼女自身の経験と知識を融合した文字通り女流作家ならではの「優美で洗練された商品」を提供している。父と共に築き上げた製作集団「人形工房松寿」の主宰として今後ますますの活躍が期待されるところである。

 

2017年に節句人形工芸士に認定