赤ちゃんが誕生し、初めて迎えるお正月に贈られます。
破魔弓とは、読んで字の如く「弓で魔を破る」という意味です。この基となる一つが、平安時代から伝わる「鳴弦の儀」です。強く弾き鳴らす弦の音が、魔除け・邪気払いとなるのです。
また、家を造る際の上棟式に、屋根の上に「弓」と「矢」を北東に向けて飾る「鬼門除け」に代表されるように、縁起物として伝えられてきた「弓」と「矢」を組み合わせたものが、現代の破魔弓に繋がっています。
羽子板でまず浮かぶのが、「羽根つき」です。「羽根つき」は、室町時代には「胡鬼の子勝負」といい、正月の年占いとして末広がりの形をした胡鬼板(羽子板)で胡鬼の子(羽根)をつき、その年の平安を祈願したと言われています。
江戸時代には、正月の十五日に宮中で行われた、魔除けの儀式である左義長に、厄除けとして貴族への贈り物に左義長羽子板が用いられました。
羽をつくことで、女の子への一年の無事を祈り、様々な災いを取り除く魔除けとして、現代の羽子板飾りに繋がっています。
破魔弓
奥行きが10数センチの商品も多数ございます。カウンターやサイドボードにも設置しやすいサイズです。
羽子板
ケースに入れずに、立てで飾るだけで羽子板を省スペースで飾ることができます。